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夕食

Part3 ペルー

 食堂と言っても、フロントと団欒室も兼ねており、コンピュータも備え付けてあり、Eメイルさえ送受信できます。
すべての家具は、100年はもつという堅牢で重厚なローズウッドでできており、椅子一つも持ち上げることができないほどの重さです。

 彼と東江さんは、スペイン語でやり取りできるのですが、スペイン語がわからない僕のためにお二人とも英語で話してくださいました。
彼は1980年から2年間、ペルーの商務大臣までやったのですが、政界の汚さに嫌気がさし(これはどこの国でも同じようなものなんでしょう)、アマゾンにひきこもったのです。1962年に、リマで漁網のビジネスをしているとき、日本レーヨンの招待で一度日本に来たことがあります。その会社を視察していて、あまりに技術者の数が多いのに心底驚き、日本はなんとすごい国だと、いたく感銘をうけたそうです。1970年代の後半にも2回来日し、それ以来、ずっと親日家のようです。

  ぼくたちの夕食はアマゾンの古代魚パイチェ、ピラルクーのソティー、それにユカという一種の芋、カムカムジュースです。しかし、ロベルトさんは、パパイヤ、バナナ、イチジクという果物だけの食事です。糖尿病を患っており、そのため食事に非常に気を使っておられるのです。朝はゆで卵2個とニンジンジュース、昼は野菜にオリーブオイル。
毎日、プールで100メートルほど泳ぐ。インスリンを注射するほとではないが、糖尿病の経口薬、メトホルミンを服用。おかげで、病状は安定しているとおっしゃる。   しかし、アマゾンには糖尿病にも効く薬草があるのではないかとロベルトさんにきくと、あると答えられる。そして、自然には、人間のあらゆる病気に対する治療のための薬草がすでに存在しているのだといわれる。では、なぜそれを使わないのかと、たたみかけると、煎じて飲むのが面倒くさいといって、豪快に笑っていました。


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