19. イチョウの葉エキス:100mg~200mg/日 バイオフラヴォノイドの一種であるギンゴフラヴォン配糖体とテルペンのギンゴライドが微細な血管の血流を改善してくれます。 傷ついた皮膚の再生には真皮へのスムーズな血流が不可欠です。また、イチョウの葉エキスに含まれているケンフェロールは、低分子量の酸化還元タンパク質チオレドキシンの産生を促し、紫外線による皮膚のダメージを防いでくれます。脳では記憶力を増し、α波を増加させリラックス効果をもたらします。また動物実験ではドーパミンのレベルを上げることが確認されています。しかし、アトピー治療を本格的に始めたばかりの人は、イチョウの葉エキスを摂らないほうが無難です。肌への血流が増して、痒みがますことがあるからです。 ある程度、改善してから補った方が良いでしょう。またアスピリンとは併用しないほうが無難です。血の流れがよくなりすぎて脳出血や眼底出血をおこすことがまれにあることが報告されています。 同じ理屈で、脳の血液循環が良くなりすぎますので、就寝前に摂ると、不眠をきたす恐れがあります。粗悪なイチョウの葉エキスのサプリメントには、ギンコール酸が残っている場合があり、湿疹やアレルギー反応がおこすことがあります。 もちろん、ふつうのイチョウの葉エキスのサプリメントは、ギンコール酸を除去してつくってあります。しかし、イチョウの葉による接触性皮膚炎をおこしたことがある人は、このサプリメントを避けたほうが無難かもしれません。どんなに良質のイチョウの葉エキスでも、きわめてわずかにギンコール酸が残っている可能性は否定できず、もし、イチョウの葉エキスで急に痒みが増してきたというようなことがあれば、 当然、摂らないでください。もっとも、こういうことはめったに起こりません。 メシマコブ菌糸体(18/26) ビタミンE (20/26) ここに書かれていることは、ドクター牧瀬が、延べ5万人以上の皮膚科領域の患者さんを、内科医の立場から診察した、つまり、多くの皮膚病は体の内部の問題が皮膚に現れたとみなして治療する根治方法です。 しかし、ご自分の症状を正確に把握せず、ここに 書かれてあるサプリメントをとったり、勝手な治療法を行い、症状が悪化してもドクター牧瀬 はいっさい責任をとれません。» インターネットによるアトピー診療の流れ(診療をご希望の方は必ずお読み下さい)» アトピー性皮膚炎に関するご相談・お問い合わせ、軟膏・サプリメントの処方、ご注文はこちら 著作権に関する表示:当ウェブサイト内のすべてのコンテンツ(記事/画像等)の無断転載及び無断転用(コンテンツを無断流用した改変の掲載も含む)は固くお断り致します。 Visits: 660