ヒバマタは海藻の一種で、主に北海や大西洋などの岩が多く水温の低い海岸に生息しています。ヨーロッパでは古くからお茶などにして食用とされていますが、日本では、比較的珍しい海藻です。そのヒバマタ科のアスコフィラム・ノドサムという海藻からアスコフィランという機能性食材を抽出されました。
アスコフィラム・ノドサムは北大西洋沿岸だけに生息する海藻で、厳しい寒さの冬をもつノルウェーやアイルランドでも生育し、強靭な生命力を持つ海藻として知られています。特にその寿命は、「オキナワモズク」が1年、「ワカメ」が1年、「昆布」が4年ほどであるのに対し、5~10年(最大で16年)と、日本で食される一般的な海藻に比べて長く、海藻として大変長寿であるといえます。
その生命力が大きいアスコフィラム・ノドサムから抽出されたアスコフィランは、フコイダンとは組成や構造がまったく異なる新しい素材であり、高い免疫賦活作用による感染症の予防や腸管ホルモンを利用した血糖値上昇抑制作用といった効果が期待されています。
アスコフィランは樹状細胞やNK細胞を活性化しますので、免疫系を強くします。抗ウイルス作用も認められていますので、インフルエンザなどの予防には最適です。また、アスコフィランは腸管のα-グルコシダーゼを阻害するほか、小腸のL細胞に作用しGLP-1の分泌を促進します。その結果、食後血糖値の上昇を抑制し、平均的な血糖値を低めに抑え、HbA1c値などの指標を下げると考えられます。もっと詳しい説明は、林兼産業のHPのYouTubeを見られるとよいでしょう。
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