ジパングジンジャー・オプティマル

 太古の昔から健康と長寿の神々が降臨する伝説の島々、琉球諸島には、病気を癒す何かきっと素晴らしいものがあるに違いないと、私たちは17年ほど前から月に一度は足を運び、さまざまな植物や海藻を研究してきました。そして、2008年10月に、研究所も沖縄本島に開設したくらいです。沖縄の土地はサンゴが月桃(学名:Alpinia zerumbet)は、熱帯・亜熱帯に自生しているショウガ科ハナミョウガ属の多年生常緑草本で、葉は長さ40cm~60cm、濃緑色で光沢があります。月桃の英語はShell Ginger と言います。Shell がつくので、貝の一種だと誤解されやすいのですが、植物です。白い美しい花を咲かせ、日本では琉球諸島や鹿児島の南部に自生しています。葉は装飾的な価値が高いため、庭園や公園などでよく植えられます。また、月桃の花は白または淡いピンク色で、非常に香りが良いことから、香料や民間療法にも用いられます。この植物は湿った土壌を好むため、管理が比較的容易です。葉はムーチと呼ばれる沖縄の餅を包むのに利用されてきました(殺菌作用があるのです)。

月桃(JIPANG Ginger)

月桃には多彩なポリフェノールを含むため、抗酸化作用、抗炎症作用、鎮静効果、ストレスや不安の軽減作用、消化促進、などがあります。

また、血圧を下げる効果があるとされ、心血管系の健康をサポートする可能性も研究されています。

私たちはこの月桃の葉を特殊加工し、新しい健康素材をつくりました。(月桃葉発酵粉末-MAKISE:商品名としてジパング・ジンジャー)。その抗酸化作用などは下記をごらんください。抗酸化作用の指標となるORACとDPPH。(日本食品分析センターによる)

ORAC
DPPH

以上のように強い抗酸化能力を発揮する一つの理由として、ケルセチンやフェルラ酸をきわめてたくさん含んでいることが立証されています。

次のグラフは、ケルセチンについて私たちの月桃葉発酵粉末と他の食品を比較したものです。タマネギはケルセチンの含有率が高いということでよく取り上げられますが、それ以上に私たちの月桃葉発酵粉末はケルセチンを多く含んでいます。

Quercetin

抗酸化能力をケルセチンと比較

陽性コントロールのケルセチンは、ケルセチンそのものです(95%以上)。月桃葉発酵粉末(JIPANG Ginger®)中のケルセチンの量は1000μg/mLの場合およそ0.3μg/mLで、ケルセチンそのものの量は陽性コントロールのケルセチンの量の50分の1ほどしかないのですが、他のポリフェノールと相乗して働くため、倍以上の抗酸化能力があるのです。

抗酸化能力をケルセチンと比較

また、月桃にはDDK (Dihydro-5,6-dehydrokavain)、DK(5,6-dehydrokavain)  というカヴァラクトンが含まれています。南太平洋のポリネシアの島々に生えている「カヴァ」あるいは「カヴァカヴァ」と呼ばれる植物が多く含んでいることはよく知られていますが、不思議なことに、カヴァとはまったく系統の違うショウガ科の月桃もカヴァラクトン含有しているのです。特にDDKは抗ウイルス作用が強く、免疫力低下時には役に立ちます。

DDK
DK

月桃は以上のようにさまざまなポリフェノールやカヴァラクトンを含んでいるため、エイズウイルスやインフルエンザウイルスが増殖するのに必要な酵素の活性を阻害することも実験で証明されています。 https://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/jf104813k(英語)

したがって、世界中の得体の知れないウイルスが充満する国際線の飛行機に乗るときは、予防のため、月桃葉発酵粉末を2、3日前から,摂っておかれるとよいでしょう。

ジパングジンジャー・オプティマル(JIPANG Ginger OPTIMAL)は、このすぐれた月桃葉発酵粉末に、ザクロのエキスパウダーとフェルラ酸を足して、新しいサプリメントをつくり、ジパングジンジャー・オプティマル(JIPANG Ginger OPTIMAL)と名付けました。

 このサプリメントの最大の特徴は、ウロリチンAという物質を体内でつくりだすことです。ザクロエキスに含まれるエラグ酸は腸内細菌の働きにより、ウロリチンAへと代謝されます。

ジパングジンジャー・オプティマル(ウチロリンA)

この物質は、抗炎症作用、抗酸化作用はもとより、ミトファジー活性化、神経保護、筋肉機能強化、など健康維持に欠かせない作用をもっています。
ミトファジーは、損傷したミトコンドリアを排除し、ミトコンドリアの集団を若返らせる選択的なオートファジーの形態です。このプロセスは、細胞の健康と機能を維持するために重要であり、年齢とともに衰えます。
また、ウロリチン Aは、筋力と持久力を向上させる可能性があります。この効果は、ミトファジーを強化する役割に部分的に起因しており、これによりより効率的で健康なミトコンドリアが生み出されます。これは、筋肉細胞でのエネルギー生成に不可欠です。

ここで特記すべきことは、エラグ酸が腸内細菌の複雑な働きによってウロリチンAに代謝されるには、月桃に本来たくさん含まれているケルセチンが重要な役割を果たします。ケルセチンは腸内細菌叢の不均衡・多様性を改善し、腸の健康を促進することが確かめられているのです。
不健康な腸の中では、いくらザクロを摂っても、ウロリチンAはできてきません。

ポリフェノールの一種であるフェルラ酸(Ferulic acid)も、図をごらんになるとよくお分かりになりますが、私たちの月桃葉発酵粉末には非常に多く含まれています。

月桃に含まれるフェルラ酸の含有量

その作用をさらに倍化させるために、フェルラ酸も加えました。最近、フェルラ酸が非常に注目されだしたのは、このポリフェノールはアルツハイマー病の予防に効果があることがわかってきたからです。フェルラ酸は、プロテアーゼ酵素であるβ-セクレターゼの効果を弱めることにより、アミロイドβの蓄積を減少させることができます。
 さらに、動脈硬化を予防してくれたり、血圧を下げる効果も認められています。また、低分子量の酸化還元タンパク質チオレドキシンの産生を促し、紫外線による皮膚のダメージを防いでくれます。

 以上をまとめますと、月桃葉発酵粉末にザクロエキス、フェルラ酸を加えたために、月桃本来が有するケルセチン、ケンフェロール、クロロゲン酸、さらにザクロエキスから代謝されてできるウロリチンA、倍増されたフェルラ酸などの相乗作用によって、健康維持と増進に非常に効果的なのです。

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