男性の更年期障害

女性と同じく、男性にも更年期があることは常識となっています。
性欲の減退のみならず、毎日の充実感の喪失、身長の短縮、感情的に不安定になってきたなどは、男性の更年期障害の特徴だとされています。
次の質問表は男性更年期の専門家、St. Louis University Health Sciences CenterのDr.Morley JEによってつくられました。以下の質問に「はい」「いいえ」でお答え下さい。

  1. 性欲(セックスをしたいという気持ち)の低下がありますか?
  2. 元気がなくなってきましたか?
  3. 体力あるいは持続力の低下がありますか?
  4. 身長が低くなりましたか?
  5. 「日々の愉しみ」が少なくなったと感じていますか?
  6. 物悲しい気分/怒りっぽいですか?
  7. 勃起力は弱くなりましたか?
  8. 最近、運動をする能力が低下したと感じていますか?
  9. 夕食後うたた寝をすることがありますか?
  10. 最近、仕事の能力が低下したと感じていますか?

10問中「はい」が3つ以上、あるいは①と⑦のどちらかが「はい」の場合、男性更年期障害の疑いがあります。治療は早い時期にこしたことはありません。

テストステロン

男性更年期障害にはテストステロンが特効薬ですが、残念ながら、日本の泌尿器科医や内科医が処方するテストステロンは、メチルテストステロンという医薬品です。自然なテストステロンにメチル基を付け加えて、人工的に変形したものなのです(そうでなければ、薬品メーカーは特許がとれず、利益を得ることができないのです)。すると、女性の更年期障害に使われる化学的エストロゲン、プレマリンと同じく、いろいろな副作用を惹起させます。人が本来身体の中で産出するテストステロンと完全に同じ形のテストステロンでなくてはいけないのです(bio identical testosterone )。
しかし、日本ではそのようなテストステロンは入手できません。
そこで、体の中で、自然なテストステロンの合成を促すサプリメントをとってもらいます。説明は次のEDと共通するものが多いので、次にまとめて述べます。

ここに述べることは、あくまで一般的な参考としての情報であり、読者が医学知識を増やすための自習の助けになるものであり、それを越えるものではありません。
また、ご自分の症状を正確に把握せず、ここに書かれてあるサプリメントを摂ったり、治療法を行い、症状が悪化しても、いっさい責任はとれません。 インターネットにより、Dr.牧瀬のアドバイスを受けられたい方は、「ご相談フォーム」よりご相談下さい

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